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ビデオ・映像関連用語集/C

ビデオに関する専門知識から
一般的に使われる単語を掲載

C

C-0カセット

音声コンパクトカセットに磁気テープが巻き込まれていない状態のカセットをいう。

Cフォーマット

ヘリカルスキャン1吋VTRのA,B,C,D4つのフォーマットの1つ。 ヘッドの数、テープの巻付け方法によりA,B,C,Dに 分かれるが、ノンセグメント方式、1.5ヘッドΩ巻きのフォーマットがタイプCとなる。ソニー、アンペックス社により開発された。

CATV(Community Antenna Television / Cable Television)

共同視聴テレビジョン、又は、有線テレビジョン。
一定の地域を対象に同軸ケーブル又は光ケーブルでテレビジョン信号を送る方式。
山間部や人口密度の低い地域など、地上波テレビ放送の電波が届きにくい地域でもテレビの視聴を可能にするという目的で開発された。

CAV(Constant Angular Velocity)

一定角速度記録方式。レーザーディスクにおける標準ディスクである。通常片面30分。毎分1800回転の定速で再生されるディスクで、1回転で1フレームが記録されている。静止画、コマ送り等のトリックプレイが可能である。
プログラムや画像データはデータを読み出す速度が一定である必要はなく、また音楽CDなどと違って不連続にいろいろな場所のデータを読む(ランダムアクセス)ことが多いため、回転数は一定のほうが都合が良い。このためCD-ROMドライブなどはCAVを採用している。

CBR(constant bit rate)

音楽や映像などをデータに変換する際のエンコード方式のひとつ。ビットレートとは、単位時間あたりのデータ量のことを指す。

CC(Closed Caption)

アメリカ連邦政府が資金を拠出し、開発した英語の字幕スーパー方式です。元来の目的は、耳の不自由な人々の補助および言語教材利用として、テレビ放送、言語教材用ビデオ、映画などに幅広く使用されるシステムとして開発されました。1993年から発売されたアメリカ国内テレビ(14インチ以上)には、CC機能の備え付が義務づけられています。

CCDカメラ(Charge Coupled Device Camera)

撮像管の代わりに光を電気信号に変換する半導体素子の一つ、CCD(chargwe-cupled device)を使用したカメラ。CCDは小型・軽量であり、取り扱いも容易なため、CMOSカメラと共にビデオカメラ、デジタルカメラなどに広く用いられている。

CCIR(Comite Consultatif Internationale des Radiocommunications)

国際無線通信諮問委員会のこと。現在はITU(Interenational Tele communication Union=国際電気通信連合) に吸収され、ITU-R(Radio =無線通信部門) となっている。

CCTV(Closed Circuit Television)

閉回路テレビジョン。特定の視聴者を対象にテレビジョン信号を送る方式。
テレビ放送のように電波を利用してアンテナから不特定多数の人に向けて映像を見せるのではなく、特定の人が離れた場所の様子を監視するための映像を見るシステム。
【例】ホテル内利用、監視カメラ

CCU(Camera Control Unit)

カメラの絞り、映像信号の白レベルと黒レベル、色調などをコントロールするユニット。スタジオカメラやドラマロケーション用のハンディカメラではこのユニットがカメラと別になっているが、取材用のハンディカメラではカメラヘッドの中に組み込まれて一体となっている。

CD/CD-DA(CD-Digital Audio)

半導体レーザーの光をディスク面に収束させ、その反射光からパルス符号化したデジタル音声信号を再生するディスクレコードの総称。
1981年フィリップスとソニーが共同開発した規格で、サンプリング周波数44.1kHz、量子化数は16ビット、直径12cm(最大収録時間74分40秒)と8cm(同21分57秒)の2種類がある。

CD-EXTRA

CDの内周部にCD-DAと同じスペックの16ビット・デジタル音声を記録し、その外周部にROMデータを記録した複合型CD。
音声用CDプレーヤーで音声部のみの再生が可能。
CD-PLUSの一種。

CD-G(CD-Graphics)

従来のオーディオ用CDで規定されたサブコード(PからW)のうち、RからWまでの6ビットを使用して、静止画を記録したもの。画素数は横 288ドット、縦192ドットで構成され4096色から任意の16色を選んで表示する標準方式と、256色を選んで表示するEG(Extended Graphics) 方式がある。
CD-G形式のCDは、テレビなどの接続して使用する専用のプレーヤーで再生すると、音楽を聴きながらアーティストの写真や歌詞などを画面に表示することができる。一般的なCDプレーヤーでは音声のみが再生できる。
音楽CDはCD-DAという規格に基づいているが、CD-DAには音声データ以外に利用できる領域が用意されており、ここに静止画や文字を画像化したデータを記録したものがCD-Gである。 オーディオ部分はCDプレーヤーで再生可能。

CD-I(CD-Interactive)

対話形式で再生する映像や音声をデジタル記録したCD-ROMの一種。専用再生機を必要とする。
CD技術の特許を持つPhilips社とソニーが1986年に協同で提案した。

CD-PLUS

一般にエンハンスドCDとも呼ばれ、デジタル・オーディオとコンピュータ用ROMデータを1枚のディスク上に記録した複合型CD。
ROMとDAのエリア区分が明確でなく一部に混乱を招いている。これを防止する意味でRIAAがCD-EXTRAを提唱している。

CD-R(CD-Recordable)

レーザー光によりCD記録面に塗布された感光材に疑似的なピットを作ることにより、一回のみ記録を可能にしたCD。
容量は通常のCDと同じ650MB(音楽74分相当)のものと、最近になって登場した700MB(音楽80分相当)の2種類がある。

CD-ROM(CD-Read Only Memory)

コンピュータに用いられる読み出し専用メモリーのことで、12cmでは約650メガバイトの記録領域を有する。フロッピーディスクが2HDタイプで約1.4メガバイトであるのに比べ、はるかに記録容量が大きい。
音楽などのコンテンツ、OS、ゲームやビジネスソフトなどのアプリケーションソフトなど、ほとんどのソフトウェアはCD-ROMの形で流通している。

CD-RW(CD ReWritable)

1996年10月に統一規格が発表された書換可能なCD。CD-Rが1回しか書き込めないのに対し、約1,000回の書き換えが可能。
反射率が20%と低いため、古いCD-ROMドライブやCDラジカセなどでは読み取ることができない。

CD-TEXT

CDのサブコード(R-W)の部分にテキスト(文字)を記録し文字情報(タイトル、曲名、アーティスト名)を表示するCD。音声部分のスペックはCD-DAと同じ。
音楽CD1枚に6000バイト(半角6000字、全角3000字)の情報を記録することができ、タイトルやアーティスト、歌詞などの情報を記録することができる。8言語まで対応可能で、日本語(かな、漢字)も表示できる。
一般的にリードインエリアのサブコードR-Wに記録する方式が採用されている。

CDV(CD Video)

1枚の12cmCDの内周部分にデジタル音声信号(最大20分)、外周部にLDと同じアナログ映像信号とデジタル音声(最大5分)を記録した複合メディア。音声はCDプレーヤーで再生可能。
映像は、CDを再生可能なレーザディスクプレーヤーで再生が可能。

CG(Computer Graphics)

コンピュータを使って画像を処理/生成する技術。また、そのような技術を用いて作成された画像。

CGアニメーション(Computer Graphics animation)

コンピュータを使用して作るアニメーションのこと。原画をコンピュータで作画し、そのデータを変えることにより1コマ1コマ動きが変化する。それをメモリーあるいはVTRに直接1コマづつ記録し、スムーズな動きの動画を完成させる方法。

CH-1,CH-2(CHannel-1, CHannel-2)

通常オーディオ回路においては、チャンネル−1は左チャンネル、チャンネル−2は右チャンネルをいう。

CLV(Constant Linear Velocity)

一定線速度記録方式。レーザーディスクの長時間ディスクタイプ。通常片面60分。ピックアップの線速度を一定にするため、ディスクの回転数を連続的に変化させている。CD規格もCLV方式を採用している。
円周は外側ほど長くなるため、ディスクを同じ速度で回せば、外側のデータを読む方が、内側のデータを読むよりも多くのデータが流れ込んでくる。しかし、音楽CDなどの場合は常に同じ速度でデータを読み出す必要があるため、外側ほど低い回転数で、内側ほど高い回転数でCDを回転させ、ヘッドが記録面をなぞる速度(線速度)を一定に保っている。

CRT

電子ビームを利用して画像を形成する真空管の総称。通常、テレビ受像管、コンピュータディスプレイ、オシロスコープ等に使われている。発明者の名より、ブラウン管ともいう。
表示原理はテレビと同じで、デスクトップ型のコンピュータの表示装置として用いられることが多い。液晶ディスプレイやPDPに比べて重量も設置面積も大きいが、低価格化が最も進んでいる。

CS(Communications Satellite)

通信衛星。
大陸間通信など遠く離れた2点間を結ぶ長距離通信の中継局の役割を果たすために開発された人工衛星。赤道上空36,000キロの軌道を飛行する静止衛星と、それ以外の高度を飛行する移動通信衛星がある。
これまでCSの利用は、事業者間の「通信」にのみ限られていたが1989年には放送法が改正され、それまでBSでしか認められなかった衛星による「放送」がCSでも実施できるようになった。

CTL(control signal)

VTRの再生時のテープ走行速度とビデオヘッドの回転位置の関係を、記録時の関係に合わせるための信号。タイムコードに比べて精度ははるかに劣ります。

CX

米国のCBSがオーディオレコードやレーザーディスクのS/N 比向上及び、ダイナミックレンジ拡大の目的で開発した雑音低減システム。最大14dBのS/N比向上や全帯域にわたりダイナミックレンジの拡大が可能。

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